活動報告

臨時議会閉会、震災対策の補正予算可決しました

2011年5月19日

北海道議会臨時議会、閉会しました。

中央政府の東日本大震災に係る
災害復旧対策の補正予算に呼応し
緊急に措置を要する経費について
補正予算として48億4,500万円が
可決成立しました。
主なものとしては、
被災した漁船の早期復旧を図るため、
漁業協同組合が行う共同利用漁船の
導入に対して支援する
共同利用型漁船復旧支援事業費補助金
44億6,700万円です。
小型船については
夏の漁の最盛期に間に合うよう
大型船については
年明けの出漁に間に合うように
早急に支出するとの知事の答弁もありました。

財源は
国庫支出金 25億5,100万円と
道債22億4,500万円となっています。
現行の地方交付税特別会計のしくみから
北海道の財政運営のみを考えれば
やりくりをして一般財源から捻出するよりも
中央政府に予算に呼応して
新に起債した方が有利になります。
私としては
このような地方交付税のしくみは
もう限界に近く、複雑な思いがしますが
震災被害の対応の中では
やむをえない支出になるかと考えます。

また、
補正予算に係る質疑が中心なので
あくまで議論のスタートと
受け止めていますが
北海道のエネルギー政策に関しては
知事は、
原子力防災指針やオフサイトセンターの
抜本的な見直しのための
有識者会議などの設置について
また、中央政府の
エネルギー基本計画の見直しの
動向をふまえるという方向性を示すに
とどまりました。
6月から始まる
常任・特別委員会、定例会のなかで
より厳しい議論がなされると存じます。
私は、第3回定例議会に
予算特別委員会に所属することが
内定しましたので
そのなかで、
知事が3期目のスタートをする上で
選挙前の最後の知事答弁などを踏まえて
質疑をしたいと考えています。

今回、議論になったなかで
もう1点だけお知らせすると
道民のみなさんから
私の事務所にも「推進」と「不安」の声の双方が
寄せられていた福島県計画避難地域の
牛の受け入れに関しては
福島県で全頭放射線検査を行った上で
移出前、受入後の洗浄や
履歴の管理をするという前提で
中央政府と福島県での協議がされたことが
知事からも答弁がありました。

北海道の食糧基地としての役割を
十分踏まえた上での被災地支援の検討を
私としては
民主党議員総会の場で
要請してきたところです。

また、みなさんのお声を
寄せていただければ幸いです。

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