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あなたのまちに手話を学ぶ場はありますか?手話を広める北海道議会議員連盟が発足しました

こんばんは。

地域の未来をデザインする

社会企業家的地方議員100名を誕生させたい

北海道議会議員の広田まゆみです。

 

今日は、第15回目にして、初めて対面で行われた

札幌市手話講習会の講座でした。

 

私の社会人のスタートの浦河町。

そこで入会した手話サークルには、

楽しい思い出や、当事者の方との交流から気づきも多くて

地元白石区の「白石手輪の会」にも入会していました。

 

なかなか、参加もままならずいたのですが、

コロナ禍を契機に、もっと手話を勉強したいと思い、

手話講習会に参加を決めました。

 

オンラインでの手話講習会にも新たな可能性は感じますが、

やはり、対面の方が

学びは深まりますよね。

 

さて、みなさんのまちには、

手話を学ぶ場所はありますか?

 

まだまだ発展途上ですが

全国、道内で、手話を言語として認める条例の制定などが

進んでいます。

 

今日のブログでは、

北海道内の状況を中心にお知らせします。

ちょっと長いのでお急ぎの方は、

あなたのまちの役場や、公民館などにも

直接確認してみてくださいね。

 

もし、学ぶ場所がない場合は、

北海道としてもミニ手話講座を動画配信していますので

ご活用ください。

 

 

北海道議会に手話を広める北海道議会議員連盟が設立

8月3日、手話を広める北海道議会議員連盟が設立されました。

議員連盟が設立されるまでの経過

手話を言語として位置づけ、その普及を図る

「北海道手話言語条例・意思疎通支援条例」が

平成30年第1回定例道議会で可決されました。

 

聴覚障がい当事者のみなさんの地道な粘り強い運動の結果だと思います。

さらに、令和2年第3回定例会においては、中央政府に対し

「手話言語法(仮称)の制定を求める意見書」が可決されました。

 


 

国会で決めるのが法律

地方議会で決めるのが条例です。

手話言語条例についての都道府県の動きですが、

令和3年の5月現在、すでに、全国31道府県で制定されています。

さらに、神奈川県や鳥取県などの先進県を筆頭に

「手話を広める全国都道府県議会議員の会(仮称)」の設立にむけた

動きもあります。

 

日本ろうあ連盟公式サイトより転載

こうした動きに呼応する形で、

道議会議員ほぼ全員参加のもとで

2021年8月3日、議員連盟の設立総会が開催されました。

 

道議会ではじめての手話講習会

 

この設立総会の時には、

北海道ろうあ連盟のみなさんも一緒に参加され、

道議会では、はじめての手話講習会が開催されました。

簡単な挨拶を習った後、

グループに分かれて、それぞれのグループにろうあ連盟が講師に入り

自己紹介を練習し、手話を体験しました。

 

会派、党派を超えて

笑顔が広がりました。

 

その後、各議員が、自分のブログなどで

手話についての紹介などしているのもうれしいことです。

 

ふちがみ綾子 議員

星克明 議員

 

これも手話言語というコミュニケーションの

特徴かもしれませんね。

ろうあ連盟の方からは、

簡単な挨拶だけでも、

自己紹介だけでも、まずは、覚えて使ってもらえると

当事者には励みになるというお話もありました。

私としては、手話言語を学ぶことをきっかけに

コミュニケーション障がいとは何か

当事者の生きづらさ、暮らしづらさについても

学ぶ機会になればよいと思います。

全てをわかることはできませんが、

政策決定の場にいる議員が、

せめて、当事者の生の声や

体験を共有できる機会となることを願います。

道内外の自治体の動き

手話の普及を図る行政の側の全国的な組織としては

すでに、「手話を広める知事の会」や

「全国手話言語市区長会」が平成28年に相次いで

設立されています。

「手話を広める知事の会」には、

北海道はもちろん、全都道府県が参加しています。

 

北海道ろうあ連盟公式サイトより

 

「全国手話言語市区長会」は、

令和3年5月現在ですが、

全国で604の市区長が加入しており、

北海道石狩市がその事務局を担っています。

道内では、35市のうち21市長が会員です。

(札幌市/小樽市/旭川市/室蘭市/釧路市/
北見市/岩見沢市/網走市/留萌市/苫小牧市/
美唄市/江別市/赤平市/名寄市/三笠市/
根室市/登別市/恵庭市/伊達市/北広島市/

石狩市※事務局

北海道としては、

〇市町村と連携した小中学生向けの手話講座

〇道民向けにインターネットを活用した手話講座

〇道職員を対象とした手話講座

などの検討が報告されました。

 

具体的な手話普及のとりくみは、

さらに、これからになります。

言語としての手話を広めるだけではなくコミュニケーションの保障も重要

また、市町村数も多く、広大な北海道においては

遠隔手話通訳電話リレーサービス

当事者のみなさんの暮らしのためには重要ですが、

まだまだ、手話通訳の育成や

働く環境の整備など

大きな課題があります。

 

北海道聴覚障がい者情報センターのサイトより

道内の遠隔手話通訳などの実施状況とは

次のとおりです。

ーーーーーーーーーーーー
〇委託(道ろうあ連盟など)により実施している市町村

札幌市/深川市/赤平市/栗山町/千歳市/当別町/
余市町/仁木町/白老町/洞爺湖町/新ひだか町/
七飯町/東川町/当麻町/稚内市/浜頓別町/
網走市/美幌町/音更町/陸別町

〇直営により実施している市町村

旭川市/函館市/美唄市(委託でも実施)
北広島市/恵庭市/小樽市/士別市/釧路市

〇道ろうあ連盟
14振興局にタブレットを配置して実施

ーーーーーーーーーーーー

以上、道議会で発足した手話を広める議員連盟などの動きや

全道市町村自治体の状況を、表面的な資料にはなりますが、

情報共有させていただきました。

 

現場でお気づきのことがあれば

是非、お知らせください。

 

より詳しい情報を希望される方はこちらのサイトなども

おすすめします。

 

北海道ろうあ連盟

 

手話を「手技」「言語」として学ぶだけではなく
ろうあ者、聴障者のみなさんが日々ぶつかっている課題や
ろうあ運動の歴史や文化も
いっしょに学ぶ機会が増えますように。

 

最後まで読んでくださって

ありがとうございます。

SNSでも日々発信していますので

よかったらチェックしてくださいね。

 

 

 

 

 

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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