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北海道立埋蔵文化財センターをご存じですか?

みなさん、こんばんは。あっという間に、2023年1月も、4日目ですね。今日もブログをアップしたいと思います。今日も昨年末に私の前にあらわれてきた今年やるべき課題についての報告になるかと思います。まだ、方向性が定まっていないので、まずは、北海道立埋蔵文化センターをみなさんにご紹介したいです。

北海道立埋蔵文化財センターをご存じですか?

たいへんお恥ずかしいですが、私自身が昨年2022年末、はじめて、おじゃましました。住所は、江別市西野幌にあり、北海道博物館や百年記念塔のある野幌森林公園のすぐ裏手にあります。百年記念施設である北海道博物館(旧開拓記念館)のリニューアルや開拓の村の指定管理のあり方など、すぐ近くの文化施設には足を運んできたつもりでした。

【道議会報告】10月5日環境生活常任委員会「百年記念関連施設の再生と活用」 | 北海道議会議員 広田まゆみ公式ブログ (hiromaru.jp)

しかし、北海道埋蔵文化財センターは、その大きな文化行政の再検証の枠外にあったように思います。

北海道立埋蔵文化財センターは、平成11年4月1日に「埋蔵文化財の調査研究保存を行うとともに、その活用を図り、埋蔵文化財に対する認識をふかめる」ために設立されました。その運営は財団法人北海道埋蔵文化センターに指定管理されています。公益法人改革や指定管理制度の導入などの変遷がありつつも、基本的には、公共事業を財源とした発掘調査事業を進めてきたのです。しかし、公共事業自体の数が減少。現場にさまざまな弊害が起きていました。

北海道文化振興条例が道行政に活かされていないのではないか

私は、北海道文化振興条例は、重要な条例であると認識しています。

北海道文化振興条例とは、「先人たちの遺した文化を大切に守り育て、新しい地域文化を創造するとともに、これらの文化の恵沢をすべての人が享受することのできる生活文化圏をここ北海道の地に築いていく」ため、平成6年に制定された条例です。この条例において、道の責務として、「文化の振興を図るための施策の体系を明らかにし、文化振興施策を総合的かつ効果的に推進する」「道が実施する施策に文化の振興を図る視点を取り入れるよう努める」こと、あわせて必要な財政措置を講じることが明記されています。

しかし、道の文化施策は、環境生活部、総合政策部、そして教育庁と、所管がそれぞれありますが、体系的に整理されているとは言い難く、そこに課題があると感じてきました。

そんななか、昨年末、ご縁があって、全道庁労組の役員のみなさんと、北海道立埋蔵文化財センターにおじゃましてきました。素晴らしい発掘調査、展示などを短時間ですが、拝見してきました。数年前、道内市町村の10カ所以上の縄文関連施設の実地調査にまわったことがありますが、北海道の独自の埋蔵文化財に憧れて、Iターンで北海道に移住してくださった方とも多く出逢いました。その時と同じように、自分の専門分野に誇りを持ち、働いているみなさんのお話を聴くことができました。

 

北海道立埋蔵文化財センター 令和4年度企画展示 北海道遺跡百選15「写真で魅せる縄文の世界~遺物写真で紹介する北海道縄文文化の魅力~」 会期:令和4年12月3日(土)~令和5年2月26日(日)

 

博物館の展示と異なり、非常に興味深く感じたことは、発掘作業に実際に関わっているみなさんなので、いわゆる「モノ」の収集展示にとどまらないことです。土壌などの状況から、それがもともとは、どんな状況であったのか、その物語が見えることです。

 

 

 

国(文化庁)所蔵 この土面は、昭和61年に千歳市ママチ遺跡第310号土壙墓から出土した縄文時代晩期終末(今から2300年前ころ)のものです。 縄文時代の土製仮面としては最北の出土で、北アジアや極北地域の諸民族との関連が考えられる貴重な資料です。

基本的には、博物館と異なり、北海道埋蔵文化財センターは、国・道事業に伴う埋蔵文化財の発掘調査、記録資料の作成及び出土品の整理保存が主な事業です。もともとは、北海道教育委員会の直営事業でしたが、昭和54年に財団法人として設立され、発掘調査事業を引き継いでいます。

私自身の反省も含めてですが、残念ながら、このセンターはこれまで、公共工事に対応するものとして、北海道の文化振興施策の枠外におかれてきたように思います。公共工事の減少とともに運営は厳しくなっており、道として、指定管理制度のあり方なども含め、これまでの延長線上にはない対策が必要と改めて認識を強くしたところです。

 

 

 

 

まだ、昨年末に、情報収集、調査に着手したばかりで、まとまっていない報告になりますが、現場で努力する学芸員さんの声や、他都府県の状況なども精査しながら、北海道の未来のために努力します。

みなさんには、是非、一度、北海道立埋蔵文化財センターに立ち寄っていただければ幸いです。基本的には、休館日は毎週月曜日。詳しくは、下記のサイトをご確認くださいね。
北海道立埋蔵文化財センターHP (domaibun.or.jp)

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。SNSでも、ほぼ毎日、活動報告していますので是非フォローよろしくお願いいたします。

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 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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