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みつばちからの警告

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先日、民主党さっぽろの新聞に議員リレーエッセーのコーナーがあり
そこに提出した原稿を、発行前ですが、ご紹介します。
字数制限があり、不足の分はご容赦ください。

ご縁あって薬剤を全く使わず蜂蜜をつくっている養蜂家のご夫妻に出会った。その蜂蜜の美味しさに驚嘆。同時に、ネオニコチノイド系農薬との因果関係が疑わ れるミツバチの大量死の状況、EUと比較して立ち遅れた日本の対応、北海道の養蜂の現状などについて改めて学ぶ。今までのすぐその場で効く農薬と異なり、 新しい農薬は虫の神経系に作用するらしい。ミツバチたちは、花の在り処を知らせるダンスが正確に踊れなくなり、羽の振動で行っていた巣の中の温度調整がで きなくなり、生命の神秘とも表現されるミツバチ社会がゆるやかに崩壊し、結果として大量死にいたるのだそうだ。同じころ、子宮頸がんワクチンによる副反応 被害者の方たちと出会う。悲しいくらい、記憶障害や、手足の麻痺、痙攣などの不随意運動、少女たちの重篤な症状はミツバチの症状と似ていた。私には、この 2つの出会いは偶然とは思えなかった。経済は何のためにあるのか、医療とは何のためにあるのか、ミツバチも少女たちも警告してくれている。
北海道の域際収支の大きな赤字は、機械、化学、鉱業部門だ。第2位の化学部門の赤字5100億円のうち、7割が医薬品だ。残り3割のなかに、化学肥料や農 薬がある。目先の経済成長ではなく、地域にお金が循環する持続可能な経済のためにも、今の流通、農業、医療のあり方でほんとうによいのかどうか。
前述の養蜂家のご夫妻は、ミツバチにやさしい木や花を植えようという活動も提唱している。ささやかであるが、地元商店街、町内会のほんの一角だけをお借りして、はちみつフレンドリーな花壇を試験的にスタートした。
議会で大きな議論をしっかりしながら、地域では、たとえ小さな実践であっても北海道の自立に向けた衣食住などの違う選択肢を目に見える形でみなさんにお示ししていきたい。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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