営業目標ではなく社会課題解決の目標を立て続けて1億円を社会貢献するNPO~札幌チャンレンジドのお話
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こんにちは。またまた、久しぶりのブログになってしまい反省している広田です。
今日は、4月5日火曜日にお話を聴いたNPO法人札幌チャレンジドの代表加納尚明さんのお話を遅ればせながら紹介します。お話を聴いた場所は、札幌白石倫理法人会のモーニングセミナー。毎週火曜日に、企業のみなさんが、倫理経営を学ぶために集まる学びの場。私はこちらで、ご縁あって相談役を仰せつかっています。
NPO法人札幌チャレンジドは事業型のNPOです。
NPO法人札幌チャレンジドは、自立を目指すチャレンジド(障がいのある人)のために、パソコン講習や就労・就職支援など、キャリアデザインセンターとして活動しています。子どもから大人まで障がい内容に関わらず、一人ひとりに寄り添った団体です。札幌における事業型NPOの草分けと言われています。企業系経営者の多い参加者のみなさんには、そもそも、事業型のNPOという概念が参加者の皆さんには意外だったようです。
営業目標ではなく社会課題解決の目標をたててきた
札幌チャレンジドは、2000年に、パソコンを使って社会で働きたいという障がい当事者の1人の女性が掲げた旗に呼応して集まった5人でスタート。現在は、1億円規模の売り上げだが、これまで営業目標は立てたことがないのですが、常に、社会課題解決の目標は立ててきました。
なので、1億円の規模になった時、1億円分の社会貢献ができる組織になったという感慨があったそう。素晴らしいなと思いました。
札幌チャレンジドのミッションは、「ITでマザル・ハタラク・拓き合う」社会を創ること。
加納さんが社長に就任して、3つの経営理念を明確に。それは、社会性、事業性、革新性の3つでした
○社会性の追求
社会的価値を実現する
○事業性の追求
事業をおこしてお金の循環を生み出しながら活動する。
○革新性の追求
常に時代を先取る革新的なことに挑戦する。
この3つの相関関係が常に重要であり、例えば、「チャレンジド」がスタートした当初は革新性がエンジンとなったそうです。
インターネット自体が普及していない時に、インターネットを道具として、障がい当事者の雇用、社会参画にチャレンジすることは、事業性は低いが、革新的であり、社会的であった。常に革新的なことに挑戦しなければ、事業も継続しないのではないかという示唆に、経営者の皆さんが敏感に反応されていた。
そして、今、大切にしていることは、人財。
働く人にとって、どんな働き方が良いのかも、女性の視点や、定期通院を要する人の視点で休暇制度なども新たに創設している。
弱者がかわいそうだから、休みを増やすのではない。休みによって労働時間は減っているが、人がイキイキ安心して働くことによって、生産性も上がるはずだと加納さん。
(松下幸之助は、『企業は社会の公器』と言言いましたが)
「公器」としての使命をさらに認識していきたいと加納さんはお話を締めくくられました。
素晴らしいお話でした。プレイヤーではない私には、もう尊敬以外にないのですが、NPOについての理解が、参加者のみなさんの中に深まったようで、それもまた、嬉しい朝でした。
加納さんは、北海道NPOサポートセンターの理事も務められています。
NPOの組織活動をより進化させるための情報交流や学びの場が欲しい方は、北海道NPOサポートセンターにつながってはいかがでしょうか?
北海道NPOサポートセンターのリンクはこちら
企業経営者のみなさんの朝の学びが気になった方は
毎週火曜日の朝、論語と算盤で言えば、論語の部分、倫理経営について学ぶ場が、札幌白石倫理法人会です。会員も絶賛募集中ですので、あなたもいかがでしょうか?札幌市内含めて、全国に学びの場がある組織ですが、よろしかったら、是非白石にご参加くださいませ。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
これからも、北海道の自立と持続可能な発展のための情報など発信していきますので、フォローやシェアなどよろしくお願いいたします。
この記事の投稿者
広田まゆみ
北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。
札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。
約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。
だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。
プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。
他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。
ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。