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誰かの支えに~北海道自治立志塾

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ただいま、静内に向かうJR車内です。
本日は、年4回、定例議会の前に開催している北海道自治立志塾の勉強会です。超党派の議員や、議員希望者の勉強会で、より良い質問をすることが議員の最低限の使命であるとして、前恵庭市長の中島こうせいさんの厳しい指導をいただいています。
ありきたりの子育て支援や、教育論ではなく、
子どもの遊び環境を保障する仕組みづくりをどう作るのか、最近は、そこにテーマをしぼって議論を重ねています。

実は、また、思い出話になってしまうのですが、
この勉強会は、そもそもは、故林かづき江別市議会議員が、政治の現場でさまざまな軋轢などで苦しんでいたのを支える意味からも開催されました。マイペース な私と違って、林さんは、周囲にも気を遣い、発言や行動を我慢したことが重なったのではないかと思いますが、志半ばで病に倒れ、早逝されました。私にとっ て、この勉強会は、初心を忘れず、彼女に恥ずかしくない活動をしているかどうか、自分に問いかけ、検証する場ともなります。

私がこの塾の中で学んできたことは、地方議会の質問をする時に、いわゆる良い答弁を引き出すことに汲々とするのではなく、今は、議会質問がネット中継もさ れる時代ですから、いかに、道民のみなさんや、道庁組織の現場の心ある人たちに共感を呼び起こすような質問をしているのかを、常に問われます。質問に先 立って、フィールドワークは十分か、ただの追及型、情動的な質問になっていないのかどうか、なかなか厳しいかつ建設的な指摘を受けます。
議員には本来こうした切磋琢磨できる場が必要だと思いますし、政党が本来、その役割を果たすべきだと思いますが、こうした場はあるようで、ないのが現状で す。誤解を怖れずにいえば、議員同士が馴れ合って、お互いの利益のためにつながる場があっても、ほんとうに厳しい政策議論、とくに、これまでの常識を一旦 白紙にして、ゼロベースから、これからの北海道のあり方を、政治や政党のあるべき姿を議論し、蓄積し、形にしていくために議論の場は、皆無に等しいと思っ ています…。
そうした場を作りきれない、私の人徳、能力不足を一番に反省すべきところですが、私には、少なくとも、この自治立志塾があることを、改めて感謝します。こ れから、新しい形の議員をめざすみなさんに、この超党派の勉強会が、新しい価値を具体的に発信できる場となるよう祈ります。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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