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誰かの支えに~お独り様会をご存知ですか?

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私が50歳になってはじめたことがいくつかある。
その1つが、先日もご紹介した乳児院のボランティアだ。
もう1つが、成年後見制度を活用して、任意後見契約を弁護士さんと結んだこと。
さらに、そのことを、多くのシングルの人とも共有したいと思い、
NPO法人ボラナビ倶楽部が主催する 「お独り様の会」 に入会した。
実際に入会してみると、20~34歳の女性のみ無料であるとか、一般の社会より、さらに強く結婚をすすめられる場であったりと、私にとっては、想定外のことも多く驚いた。
その上、仕事に追われていたこともあって、この会に情報発信などをすることを少し怠っていた感がある。しかし、4月からはじめた乳児院ボランティアも少しだけ、軌道に乗ってきたこともあり、しかも、本日は、予定外に事務志事に集中できる時間もあったので、お独り様会の方を対象に、乳児院ボランティアに参加を呼びかける原稿を先ほどまで書いていたところだ。私は、例えば、子どもに縁のなかった人や、子どもに苦手意識がある人にも気軽に参加してもらいたいと思っている。
従来から、この日記でも繰り返しているが、単身世帯が6割を超えるという推計もある札幌市において、地縁、血縁を越えた社会的選択縁とも呼ばれる新しいネットワークが必要であり、それが地域の力であると考えている。そのためには、私自身がシングルで生きてきたこともあり、まず、シングルで生きている人自身が、自分のこれまでの人生に誇りをもてることも応援したいのだ。自分の人生に誇りがあれば、いささかの誹謗中傷があっても生きていける。偽ではなく、ほんとう人のために、誰かの支えになるには、まずは、自分自身へに信頼が不可欠だ。
それは、自分勝手に生きるという意味ではない。
子どもに関して言えば、子どもを産んだか産まないか、親であるかないか、にかかわらず、すべての大人たちが子どもたちの未来に関われるのだということを、わかりやすく示したいのだ。
おそらく、親としての苦労は、喜びも多いが、並大抵ではないと思う。私には残念ながらわからない。しかし、その分、親が見えないことも見えることがある。
子どもを持たない、あるいは持てなかった女性たちは、不妊治療を含め大変な苦労をしている。それを税金で応援しようという声も多い。しかし、それが、ほんとうに、人間を、命を、女性の身体や尊厳を大切にすることにつながるのか、私は疑問がある。そうであるならば、一部の先進国のように、もっと里親制度などが発展してもよいし、そもそも、乳児院に来ざるをえない子どもたちがまったない社会が望ましいのだ。乳児院にいる子どもたちは、2歳までの間に自分の親のところも含め、居場所が見つからなければ、次の施設に移ることになる。いろんな社会の問題点を掛け合わせることで、新しい社会のありようが、見えてくるのではないか。
いささか、場違いではあるし、勝手な思いではあるが、「お独り様会」の場でも、『自立』と『共生』を発信し続けたい。それが私にできるこの会への貢献だと信じて。

 この記事の投稿者

広田まゆみ

北海道の自立と未来のための志事人、広田まゆみです。
函館生まれ札幌育ち。現在は、白石区在住で、北海道議会議員として活動中。

札幌市立向陵中、札幌西高、北海道大学を卒業後、北海道庁職員として、日高管内浦河町で生活保護のケースワーカーが最初の仕事です。
その後、労働組合の女性部長なども経験し、自分探しが高じて、11年務めた道庁を退職。
空知管内の雨竜町に移住します。

約8年、農家民泊や、農作業ボランティアのコーディネートなど都市と農村の交流を推進するNPO活動に従事した後、道庁の労働組合時代のご縁で、政治の道を選びました。

だいたい10年ごとに大きな転機があった私ですが
これからの人生の時間は、社会企業家的地方議員を100人つくることをはじめ、こどもたち、若い人たちを応援することに集中したいと思っています。

プライベートでは、気ままなひとり暮らしを満喫中。
大の温泉、銭湯好き。
チャンスがあれば、エネルギー独立型のエコ銭湯を経営してみたい。
完全なワーカホリック、働きすぎ人間ではありますが、最近は、ヨガにはまっています。
地域のヨガサークルで週1回教えられるような70歳になってたら嬉しいですね。

他には、着物、ヨガ、旅、ハガキ絵、「館」めぐり、そして、やっぱり、北海道の未来のために働くことが大好きです。

ドラッカー読書会FT。91期エクスマ塾生。
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